最近、耳にすることが多くなってきた
【ヤングケアラー】
という言葉、皆さんご存じでしょうか?
今回は、少しでも多くの方にヤングケアラーについて知ってほしいと思い記事を書かせて頂きました。
1人でも多くの方に知ってもらえたら嬉しいです。
ヤングケアラーって何?
法令上の定義はありませんが、一般に、本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行っている子どもとされています。
厚生労働省
年下のきょうだいのお世話をしていたり、障がいや病気のある親、祖父母などの介護をしていたり、大人の代わりに家事などをしている18才未満の子供のことを指しています。
面倒をみていたり、介護をしていることで学校へ通えなくなったり学業に支障がでたり
進学や就職を諦めたりする場合もあります。
そういった環境の中での生活を続けていくことで
介護やきょうだいのお世話がなくなった時、自分の生き方が分からなくなってしまうこともある重大な問題です。
どのくらいいるの?
総務省が2012年に行なった調査によると、介護をしている15~29歳の若者は約17万7,600人いう数字がでています。
しかしあくまでも推計値であることから、全国レベルでの正確な数はまだわかっていないことが現状です。
そして、この推計値には14歳以下の小中学生は含まれていないので
まだまだ「ヤングケアラー」の人数はもっと多いのではないかと考えられています。
ヤングケアラーの方たちは悩みを誰にも相談できず現状を変えることができないまま生活を送っています。
最近では、テレビや新聞、福祉の業界などでもこの問題が取り上げられており認知度は少しづつですが上がってきています。
何をしてあげられる?
私たちにできること。
まず、こういった現状があるということを知るということ。
そして、周りにもし悩んでいる子がいたら手を差し伸べてあげてほしいです。
相談できる場所を教えるだけでも良いのです。
誰にも相談できず社会から孤立してしまうことが1番怖いです。
それだけも救われる人がいます。
相談先はある?
- 児童相談所相談専用ダイヤル
電話番号:0570-783-189(なやみいちはやく)
- 24時間子供SOSダイヤル
電話番号:0120-0-78310(なやみいおう)
- 子どもの人権110番
電話番号:0120-007-110
上の連絡先や、お住まいの市区町村の役所に連絡や訪問してみると、詳しく教えてくれると思います。
介護関係なら、最寄りの地域包括支援センターに連絡することで力になってくれることと思います。
ヤングケアラーだけでなく、育児や家事などで自分の状況がつらいなぁと思ったとき
誰かに話を聞いてもらうだけでも気持ちが変わります。
自分を知っている人より、知らない人に聞いてもらうことで話しやすくもあると思います。
1人で悩まないでくださいね。
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